2016年12月22日木曜日

プロ選手にならなくてもJ1の監督できますか?

(この記事は「北海道コンサドーレ札幌Advent Calendar2016」向けに書いたものです。個性あふれる記事がいくつもあります。ぜひご覧ください)

スポーツの世界には『名選手は名監督にあらず』という有名な言葉(教訓?)があります。この言葉は次のように続けることができるのはないでしょうか。『されど名選手なら監督にはなれる』、そして『選手になれなければ監督になれず』と。

今年、当時J1だった名古屋グランパスの監督に小倉隆史が就任しました。なぜ監督経験はおろかコーチ経験もない彼がいきなり監督に就任できたか。色々な理由はあるにしろ、その中にかつて選手として活躍したことも理由の一つであることは否定できないでしょう。

もちろんプレーする選手の立場からすると選手としての実績がある監督の方が指示や言葉に説得力を感じやすいこともあるでしょう。事実、日本海外問わずかつて名選手だった監督が自身のカリスマ性でチームをまとめている例はいくつもあります(※1)。

何が言いたいのかといいますと、プロの選手としての経験がなければ実績を残すことはもちろんそもそも監督として戦うことも簡単ではないということです。下部リーグならまだしも1部リーグならなおさらです。特に日本人監督は非常に数が少ないです(※2)。

過去にプロ選手としての経験なし(※3)に監督としてJ1に挑んだ日本人監督はわずか3人(※4)。

そのうちの一人がコンサドーレにも縁のある三浦俊也監督です。

三浦監督のJ1での成績は、

2005年 大宮アルディージャ 13位(前年の2004年はJ2 2位でJ1昇格に導く)
2006年 大宮アルディージャ 12位
2008年 コンサドーレ札幌 18位(J2降格)(前年の2007年はJ2優勝をしてJ1昇格に導く)
2009年 ヴィッセル神戸 14位(途中就任)
2010年 ヴィッセル神戸 16位(途中解任)
2011年 ヴァンフォーレ甲府 16位(途中解任)

となっています。

2008年のコンサドーレ以降はなかなかいい結果が出ていませんが、プロ選手の経験がない中「1シーズン通して」かつ「2シーズン以上」J1で指揮をした監督は彼だけです。

そして来年の2017年、また新たに一人の監督がJ1に挑みます。

北海道コンサドーレ札幌の四方田修平監督です。三浦監督は大学卒業後社会人リーグでのプレー経験がありましたが、四方田監督はプレー経験は大学まで。その後はずっと指導者としてキャリアを積んでいます。札幌ユースの監督としておよそ11年間、多くのプロ選手を育て、2012年にはJユースカップ優勝に導いたその実績は名伯楽と呼んでも過言ではないでしょう。

2015年の途中にトップの監督に就任し、今年2016年J2優勝を果たしコンサドーレをJ1昇格へと導きました。プロ選手経験のない日本人監督としては三浦監督に続き2人目の昇格監督になります。

おそらく残念ながらコンサドーレは来季の降格候補筆頭でしょう(現状ではダントツの)。J1に残留できたのはわずか1度。降格するときはいつも最下位。それも残留争いに絡むことなく早々に決まるのが常でした。J2優勝の実力に加え、使える予算が増えたとしても来年は非常に厳しい戦いになることは間違いないでしょう。

僕の好きなサッカーマンガに「GIANT KILLING」があります。そこに出てくるモンテビア山形の佐倉監督もプロ選手としての経験がありません。それでもチームを1部へ昇格させ、1部でもチームを躍進に導いています(物語は終わってないので残留を果たせたかはまだ分かりませんが・・・)。

また僕が海外で好きなチームはエンポリFC(イタリア)です。1部に昇格した2014-2015シーズン、降格最有力との予想されていたチームを魅力的なサッカーで1部残留に導いたのはアマチュアでのプレー経験しかない元銀行員のサッリ監督でした。

そもそもマンガの世界です。日本ではなくイタリアの話です。プロ選手としての経験がないことは共通でも経歴はみんなそれぞれ違います。そうは分かっていますが、J1に挑む四方田監督のコンサドーレがこの2つに少し重なってしまいます。


願わくば残留、願わくば何年後もあのときサポーターとして共に戦えたことを誇れるような2017年になりますように・・・。皆様よいお年を。

おしまい



2015年12月16日水曜日

2015年版・外から札幌を見てみよう〜他チームサポが色々コンサのことを話してくれた〜

(この記事は『北海道コンサドーレ札幌AdventCalendar2015』に載ります。これすっごくおもしろいですよ!)

昨年書いた記事が思ったより好評だったので調子に乗って今年も同じ企画をします!

今年は京都サポと川崎サポの2人に登場してもらいコンサドーレについて好き勝手語ってもらいました。よそのサポが札幌のことをここまで真剣に話すことは普段なかなかないでしょうし、ちょっと変わった目線で札幌のことを見直す手助けになれば幸いです。

ではまず今回の座談会のメンバーを紹介します。

ふらいくる(以下ふら):今回の聞き手。コンサドーレ札幌サポ。ドイツに厳しくイタリアに甘い(サッカーの話です)。野球はみません。
かぶれら(以下かぶ):川崎フロンターレサポ。昨年に引き続き登場。実は札幌出身。リヨンサポでもある。野球はバファローズ。
naoki(以下nao):京都サンガサポ。浦和に移籍しちゃった駒井善成が大好き。野球はジャイアンツとベイスターズ。Twitter:@naoki_ks13_7


【※注意】2人には「ヨイショはいらない。好きに語ってほしい」とお願いしてあります。これはあくまでそれぞれのサポ個人の私見です。そのチームのサポの総意ではありません。ずっと見守り続けているコンササポからすると的外れな発言、失礼な発言があるかもしれませんがご了承ください。(そんな他のチームについてじっくり見てる暇あれば応援してるチームのこと考えるよね普通)また、編集の都合上敬語は略しています。

それではどうぞ!
(聞き手のふらいくるの発言は斜体にしてあります)


<今季の結果を受けて>

ふら「今季も昨季と同じ10位だったけど、開幕前はどこまでいくと思ってた?」

naoプレーオフ圏内。今季は自動昇格圏が開幕前から埋まっているようなものだったから・・・・(笑)」

かぶ「徳島とかセレッソのことかな(笑)同じくプレーオフ圏内と予想してた」

ふら「そこは大宮とか磐田って一応言っておこうか(笑)プレーオフ圏内に入るには何が足りなかったかな?」

naoどういうサッカーがしたいのか全く見えてこなかったよね。例えば、自動昇格した磐田は外国人頼みの雑なサッカーだったかもしれないけど筋は通ってた。お金がないチームがプランもなしに結果を残すことは難しいよ


<印象に残った選手>

ふら「良い意味でも悪い意味でも印象に残った選手はいた?」

nao「良い意味では都倉かな。シーズン後半は振るわなかったかもしれないけど、あれだけの選手がJ2にいるのは脅威。ただ合わせるだけの選手じゃなくペナルティエリア外からカットインしてシュートとかプレーの幅が広いのもいいよね

かぶ「昔と比べて頭を使ってプレーできるようになった気はする。それがプレーの幅にも繋がっているだろうね」

nao小野は上手かったけど稼働率の低さが気になったな」

かぶ「うん。上手いのは知ってるからもっと試合に出てくださいとしか言いようない(笑)」

nao「反対に稲本は川崎で出場機会がなかったからどこまでやれるか疑問だったけど、意外と動けていて衰えを感じさせなかったね

かぶ「でも出場機会があれば活躍できるとは思っていたよ。川崎では風間監督が稲本の持ち味であるボール奪取とロングフィードを重視して評価する監督じゃなかったからそこは不運だったね。それよりも稼働率が予想より低かったのは気になったな」

ふら「川崎から期限付きで加入した福森はどうだったかな?」

かぶ「J2クラブがどこか穫ってくれないかなとは元々思っていたんだよね。フィジカルがしっかりしてて競り合いの強さも合格点。対人守備が短所だけど、パスと視野の広さはそれを上回る長所だと思っていたし」

ふら「札幌では期待以上の活躍をしてくれたね」

かぶ3バックの左での起用が当たったね。持ち上がってチャンスを作ることもできていたし。ただ4バックだとどこで起用すればいいか分からないな・・・・左サイドバックかな・・・?

ふら「来季は4バックになるかもしれないし福森の起用のされ方も変わるかもね」
(福森は期限付き移籍期間の延長が発表されました)

かぶ「あと今季のMVPは宮澤だね。ほぼ出ずっぱりで、ボランチの相方が代わっても安定してた。波があるか波はないけど怪我がちな選手の多い札幌では貴重な存在だったよね」


<野々村社長について>

ふら「ここ最近の札幌といえば野々村社長の話は避けては通れないよね。外から見てそのやり方や手腕はどう見える?」

naoトップとして有能だよね!収入も動員も上がっていてチームの広告塔として実績を出してるとにかくしゃべりが上手いのは大きい!」

かぶ「しかも3年連続でプレーオフを逃していて成績が良いとは言えない状況の中で達成しているよね」

ふら「事実かどうかははっきりしないけど監督交代や選手補強について社長が影響を与えているのでは?という話も・・・」

nao「もし仮に本当なら何のためにGMを置いているかな。サッカー選手出身の人が社長になるとどうしてもこうなってしまうのか・・・・。でも『サポーターの声援は商品』とはっきり言い切れる姿勢はすごいと思う。普通思っていても言えるものじゃないよ」


<メディアの露出>

ふら「他と比べてみて、コンサドーレの良い所やうらやましいところって何かある?」

nao「メディアへの露出かな。Jリーグ全体でも多い部類だと思う

ふら「それは意外!うちのサポは日ハム(日本ハムファイターズ)と比べてどうしてもマイナスだと考えてるけども・・・」

nao「確かに日ハムと比べたらね・・・。でもサンガからすると在京キー局で取り上げてもらえるのはうらやましい。もちろん北海道と関西じゃ事情が大きく違うことは間違いないけどね」


<行政との関わり>

nao札幌は行政のサポートがきちんとある印象。札幌ドームの使用料を減免してくれたりとか。良し悪しはあるけど出資もしてくれていた。サンガは官・産・民だと『産』の支援は手厚いけど、『官』の支援が少ない。亀岡の新スタジアム計画を見ていても特にそう思うな」

かぶ「なるほど。川崎はヴェルディの前例もあって行政に対してかなり気をつけて関係を築いていたね。その成果もあって今のいい関係ができた。等々力の改修も川崎市がお金を出してくれたしね」


<クラブ施設の充実>

naoクラブ施設が充実してるのもうらやましいね」

かぶ「まず練習場が綺麗だよね!アクセスもよくて、ついでに周りで何か用事を済ませやすい立地なのは強み。他のクラブだと練習場に行くためだけに行かないといけない立地にあることも多いからね。隣にお菓子工場もあるし、スタジアムだけでなく練習場にも人を呼び込む取り組みが何かできそう

ふら「2人は今年札幌ドームに行ってるよね?」

nao「4月にサンガとの試合で行ってきたよ。札幌ドームはJリーグでもトップレベルのスタジアムだね!サッカーファンとしては専用スタジアムの方がよくて物足りないかもしれないけど」

ふら「具体的にはどんなところが良かった?」

nao「まず雨に濡れない。そして陸上競技場より見やすい。チケットの値段も財布に優しいし初めてサッカーを見に行く人も誘いやすい観戦環境だと思うよ

かぶ「6月にセレッソとの試合を見に行ったけど、天気を気にしなくていいことと音が響くことはドームの良さだよね。あとトイレがきれい。これすごく大事!ささいなことに見えるけど女性ファンに来てもらいやすい環境が整っているよね


<サポーターについて>

ふら「昨年の記事でもサポーターの話題が出たので今年もちょっと聞いてみようかな」

naoあれほど熱いサポーターはなかなかいないね。ちょっと過激なところもあるかもしれないけど・・・。野々村社長が言う『応援が札幌の商品』になるためにはそこが少しハードルになるかもね」

かぶ「川崎と比べたら、選手とともに戦って一喜一憂する雰囲気が強く感じられてうらやましいなと思うことはあるね

nao「正直、海外サッカーと比べるとJリーグがサッカーのレベルでお客さんを呼びにくいのは事実。だからこそ会場の雰囲気や地域愛といった面を推さないといけないよね。しかも札幌は日ハムがいる中で野球とは違う魅力を出していかないといけない」

ふら「札幌サポはそういった魅力を出せているってこと?」

nao応援が楽しいし、なによりセンスがいい!野球は盛り上がり所がサッカーと比べて分かりやすいけども、札幌の応援は野球にはないものを持っていると思うよ」

かぶサッカーは野球と比べて選手との心理的な距離が近い気がするね。これはファンサービスだけじゃ作れない近さじゃないかな『共に戦う』って雰囲気が濃い札幌はそこに野球にはない独自の強みを持っていると思うよ

nao「あとスポンサー愛がすごい。ホーム最終戦ではいつもスポンサーへの感謝の弾幕出したりね。サンガはBtoBの企業が多いからなかなかできないのかも。それと親会社(京セラ)があることへの安心感が良くも悪くもあるね」


<外からやって来る人、北海道に根付く人>

かぶ「地域との関わりって視点から一つ思うのは、引退した砂川のような『フライチャンズプレイヤー』みたいな存在がこれからも出てきて欲しいよね。ちょっと都倉には期待してる(笑)北海道にかなり愛着を持ってくれている気がするし」

ふら「面白いことに砂川も野々村社長も四方田監督や何人かのコーチ達もともと北海道にゆかりもないけど、ずっと札幌に関わってくれているんだよね。」

かぶ「『北海道コンサドーレ札幌』って名前を変えるくらいだし北海道出身の選手や地域愛を推していきたい気持ちがあるだろうけど、外からやってきて北海道に定着してくれることもそれと同じくらい大切だと思うよ人はお金やモノと同じように簡単に動かせたりできないからね。逆に言えば、いったん根付いてくれたらそれから先ずっと北海道とともに歩んでくれるかもしれない


<来季について>

ふら「来季は四方田監督の続投が決まったね」

naoやりたいサッカーがあった上で続投させるならいいと思う。財前さん、バルバリッチときて四方田監督って流れに果たしてやりたいことが一貫してるのかは疑問だけど。ロビーニョに出すお金があるなら知名度も実力もある監督を呼べそうじゃない?

ふら「四方田監督はユースの監督からシーズン途中で昇格させての就任だったよね」

nao「他のチームに言えることだけど、ユースが高校生を育てる場じゃなくてトップの監督を育てる場になりつつあるのは気になる。セカンドチームの導入で少し変化があるかもしれない・・・というかあって欲しいな」

かぶ「今季はトップは昇格できずユースはプレミアから降格と共倒れになってしまったね。ユースの監督を途中交代してでも、四方田さんをトップに上げることの方が将来的にメリットがあると踏んだのかな。昇格もかかっていたし。あくまでトップありきのユースだしね・・・・」

ふら「じゃあ来年自動昇格、あるいはプレーオフにいくためにはどこがポイントになりそうかな?注目してる選手もあれば合わせて聞きたいな」

nao守備の安定かな。その視点だと櫛引には注目したい。もしかしたらリオ五輪関連でいなくなるかもしれないけど」

かぶ「シーズン前半がとっても良かったよね。ビルドアップでは苦しんでいたけど1vs1の対応がすごくよくなってた。同じリオ世代では荒野にも期待したい!今の札幌の若手は取り替えの効くパーツとして扱われがちだから、目に見える結果を残して確固たる存在になって欲しいな

ふら「ところで川崎を契約満了になったDFの實藤にオファーしたって報道が出ていたね」

かぶ「スピードもあって178cmながら競り合いも強い。パスとトラップの技術はあるしポテンシャルは高いよ。ただ集中が途切れやすくてそれが失点に直結するミスに繋がることが多いね。それとケガも割と多い。札幌で使うとしたら3バックでも4バックでもDFの真ん中だね。サイドもできるけどドリブルがあまり上手じゃないから攻撃のときに足を引っ張りそう」

ふら「本人もJ1志向だし、J1クラブからもオファーがあるようだね。札幌が獲得するのは厳しそうかな?」

かぶおそらく札幌には来ないだろうね。昨季の終わりにジェシを放出する一因が實藤の活躍にあったとも言われているし。J1で通用するポテンシャルは持っていることは間違いないからね


ふら「2人ともありがとう。応援してるチーム以外のチームについて話すのはちょっと大変だったかもしれないけどおもしろい話が聞けてよかった!」


いかがだったでしょうか。納得いくところいかないところ、もっと突っ込んで聞いて欲しかったところ、色々あったかと思います。聞き手の質問下手、編集下手でうまく話を引き出せなかったことはとても申し訳ないです。

ただ昨年も書きましたが他のチームについてこれだけ真剣に考えて語ってくれる人が周囲にどれだけいることか。「なに的外れなこと言ってんだお前」と言われかねない話題にもじっくり向き合ってくれました。2人には本当に感謝しています。ありがとうございました。


おしまい

2014年12月17日水曜日

外から札幌を見てみよう〜他チームサポが色々コンサのことを話してくれた〜

(この記事は『コンサドーレ札幌AdventCalendar2014』に載ります。これすっごくおもしろいですよ!)

昨年似たような記事を書きましたが、今年は大学の同期(かつ観戦サークル所属)で札幌以外のチームのサポ3人に登場してもらいコンサドーレについて座談会形式で好き勝手語ってもらいます。他チームサポに札幌のことをここまで真剣に話すことは普段なかなかないでしょうし、ちょっと変わった目線で札幌のことを見直す手助けになれば幸いです。

ではまず今回の座談会のメンバーを紹介します。

ふらいくる(以下ふら):今回の聞き手。コンサドーレ札幌サポ。25試合程度はフル観戦(現地10試合)。
かぶれら(以下かぶ):川崎フロンターレサポ。7試合程度はフル観戦(現地1試合)。実は札幌出身。札幌ゴール裏参戦経験あり。
ゔぃゔぃ(以下ゔぃ):Vファーレン長崎サポ。6試合程度はフル観戦(現地はなし)。サッポロビールとヴィヴィくんが大好き。
ふぁじまる(以下ふぁ):ファジアーノ岡山サポ。フル観戦も7試合ほど(現地2試合)。みさっきーが大好き。札幌ゴール裏参戦経験あり。


それでは(すごく長いですが)どうぞ!!!

(聞き手のふらいくるの発言は斜体にしてあります)

<今季の札幌について>

ふら開幕前はどの順位くらいまでいくと思ってた?

かぶゔぃふぁ「プレーオフ圏内」

ふらまあ結局10位だけどね・・・(笑)

かぶ「現地で見てたけどアウェイで讃岐に負けたあたりの2〜3週間はチームが崩壊するんじゃないかって勢いだったなあ

ふら今季は途中で財前からバルバリッチに監督が代わったよね。戦い方に違いってあったかな?特に岡山は両方の体制と対戦したわけだけど

かぶ財前さんは正直何がしたかったかよく分からなかった雰囲気もしまってない感じがしたな」

ゔぃ「対戦したときもパスはたくさん繋がれたけどバイタル突破された記憶はない。うちの失点はボランチのボールロストからのカウンターだったし」

ふぁ「確かにバイタルのこわさはなかったね

ふら「バルバリッチに代わってからは?」

ふぁ「雰囲気が変わったことはすごく感じたね。3バックを使い始めてから対戦する側から見て戦いにくいチームになった

かぶバルバリッチの印象はいいな雰囲気がしまった気がする局面局面の1vs1なら札幌の選手は相手に勝てるからミラーゲームがおもしろいようにはまったよね

ゔぃ「負けはしたけど湘南はそれに気づいて前半30分ぐらいですぐ4バックに切り替えたね」

ふら、かぶ「さすがキジェ監督」

ゔぃシーズン途中から都倉の縦ポンに味をしめたよね(笑)うちが2回目に対戦したときはまだバルバリッチじゃなくて名塚監督代行だったけどそれにやられた」

ふぁ「岡山としても縦ポンのほうがこわいんだよね。あと財前さんは内村を、バルバリッチは都倉をうまく使っていた印象はあったかな




ふらなんで今季は昇格できなかったのかな・・・・?

ゔぃなんだかんだ勝負強さが足りなかったな。例えば絶対に取りこぼせない試合で取りこぼしたりとか。反対に山形なんかはそういう試合が少なかった」

かぶ「山形で言うところの山岸ほど決定的な仕事をできる選手が札幌にはいなかった。あれだけ選手いるのにね。あとは危機感が足りなかった気がする『上がれたらいいな・・・』とか『今年はいいかな・・・』って雰囲気を選手が漂わせているように見えた試合が何試合かあったかな

ふぁ選手層が過剰になった分、選手配置の最適解を見つけることができなかった印象はあったね。特に財前監督時代の4-2-3-1の3のところ。バルバリッチのときはある程度固定できてたけど」




<都倉について>




ふら今季の都倉の活躍ぶりは川崎サポとしてはどうなの?(都倉は川崎ユース出身)」

かぶ「素直にうれしいけど勝負は2年目だから(笑)すぐ調子乗るしな(笑)

ふら昔と比べても変わってない?

かぶ「変わってないね(笑)プレーだってポーンと上がったボールに競るのは強いけどポストプレーできないとか振り向き様にシュート打ちたがるところなんてまさにザ・都倉

ゔぃ今季は『身体は強いけど一発しかない選手』って相手になめられてた印象はあったかな。それが結果に結びついた気もする」

ふら契約が来年の夏で切れるらしいけどやっぱ札幌出て海外行くのかな?

かぶ性格的に海外行きそう。一カ所に腰を落ちつけるタイプではないよね。川崎のユースっ子は上昇志向強いというか目立ちたがり多いから(笑)



<その他の選手について>

ふら川崎といえば薗田もいたよね



かぶ何でもできる選手だけど本当に豆腐メンタルがっつり相手を削れないし『プロでするには優しすぎる』って川崎時代はコーチに言われてたらしいでもいいやつ!面倒見いいし気配りできる!

ふらうん、すごくわかる(笑)長崎だと金山がうちに来たよね。足下が上手いって触れ込みだったけど・・・

ゔぃいやいやビルドアップとキックは元々『???』だから(笑)安定したパフォーマンスはできないけど、ビッグセーブを何度も見せてくれるのが金山」

かぶ声が出せるのが札幌にとっては大きいよね。河合がいないときなんかは貴重な存在


ふら2人に同意(笑)岡山からうちに来た選手はいないけど松原修平(札幌ユース出身)がそっちで頑張っているよね

ふぁ今季はファジアーノネクストの正キーパーだったね。トップの選手が引退する(真子選手)し新たに高卒GKを2人穫ったから来季はトップに上がって椎名とセカンドキーパー争いするんじゃないかな

ふら「トップの正キーパーにはなれそうかな?」

ふぁ「ウッズ(中林)がいるからなあ。反射神経では勝てないけど身体のごつさと競り合いの強さを武器にがんばってほしいよね。あとサポからは愛されてるよ!Twitter見てたら分かるけどあんな性格だし(笑)

※松原選手のTwitterはこちら



<地方クラブの先輩として>

ふら岡山も長崎も地方クラブだけど2人には地方クラブの先輩にあたる札幌の存在ってどう見える?

ゔぃ「一番思うのは人が入っているってことだね」

ふぁコンスタントに1万人くらい動員して、4万人動員できるポテンシャルもあるのは素直にすごい

ゔぃふぁ地方クラブの先駆者だよねまさに」

ふぁ自分たちにとってはいずれ超えなくちゃいけない壁。今季は岡山の方が順位は上だけど育成面や昇格実績とか考えたらまだまだ及ばない存在だね」



<サポーターについて>

ふら札幌のここはすごいと思うところ何かあるかな?

かぶゔぃふぁサポーター!!!

かぶとにかく熱い!あの『何があっても絶対についていく』って感じはすべてのJクラブが見習いたい!

ふぁ「北海道在住のサポもわざわざ飛行機使ってアウェイ来るのはすごい。それと関東、関西にそれぞれ支部みたいな組織がしっかりあるのもいいよね。身近な拠点って大事」

ゔぃ「長崎だと磐田戦は1万オーバーするけど、富山戦では2〜3000人ってことがよくある。でも札幌だとうちとの試合でも関係なくちゃんと客入ってる!笑 対戦相手じゃなくて自分のチームを見て試合に来る人が多いんだろうなあ

ふらみんな褒めるねえ・・・ありがとう(笑)あえて賛否ありそうな話をふると、今季は松本での中指問題があったよね。あとうちは不甲斐ない成績や試合のときは選手とサポが話し合ったり言い合いになったりすることも普通にある。当たり前だと思っていたら、よそではそんなことしないチームも少なくないみたい。その辺はどう見てるのかな?

ふぁ松本での中指問題は、今回はたまたま札幌だったけどいつ他のチームで起こってもおかしくなかったと思うよ。来季のJ1でもまた何かありそう。あと松本のようなにここ最近地域リーグから成り上がってきたチームとは話や考え方が噛み合っていない感じはしたね

かぶ「内情をしっかり知ってるわけじゃないし松本側に問題があったり札幌側にも言い分があるのは分かる。ただああいう問題が表面化すると悪者にされた側がしゃべればしゃべるほど不利になるからね・・・札幌サポにはもう少しこらえてほしかったなあ

ゔぃサポと選手が言い合えるってのはいい関係だとは思うかな。ただ選手だって生活かかってる訳だし基本必死でやってるはず。だから言ったところで・・・って意見も分かるな。まあ自分は言いたい方だけど。九州人は気性が荒いから(笑)」

かぶ「でもそうやって気持ちをこめて選手を叱咤する熱さは憧れる部分はあるかな。ナビスコのアウェイガンバ戦(1-3で敗北)の様子を見てるとね。0-3から1点返しただけで選手たちがイェーイって笑いながらハイタッチしてる。そして試合終わった途端ガンバの選手は疲れでピッチに倒れ込むんだよね。片やうちの選手は惨敗したくせにぴんぴんしてる。それでもうちのゴール裏は拍手で迎えるわけ・・・・さすがにあれはないと思ったわ」




ふら札幌サポといえばスポンサーへの忠誠心はわりと有名な気がするんだよね。サッポロクラシックは10年以上連続で売上のばすし、最終戦にゴール裏がスポンサーへの感謝の横断幕を出したりとかね

ゔぃ「この間クラシック買った!冬物語はめっちゃ飲んでる!笑」

ふぁ白い恋人やビールとか売ってるものが誰でも買えたり利用できるものってところは大きいね。岡山とはそこが大きく違う」

かぶこのスポンサーに対するサポの姿勢は本当にコンサドーレの華だよね。だからこそあれだけスポンサーを大切にできるのに、松本では・・・って気持ちは正直ある。まあ悪さしたときのスポンサー様へのリカバリーと言えば川崎だけどね(笑)大久保がカルビーの看板蹴ったときの購買運動とか(笑)」

(リカバリー及ばずカルビーは来季以降Jリーグのスポンサーから外れることになりました)

ふらちなみに川崎はJ1だからさておき、岡山と長崎はこれだけは札幌に負けねえってところ何かない?

ゔぃヴィヴィくん

ふぁみさっきー

ふら「うん、言うと思ってた(笑)」

(「うちにもドーレくんがいるやろ!」というツッコミは今回に限りなしで←)









<引き抜きたい選手>

ふら札幌から自分のチームに引き抜きたい選手はいる?

ゔぃかぶ奈良!




かぶうちは弱点がはっきりしてるからね。川崎に馴染むためにパスも最近がんばってるみたいだし」

ふらここ1年間なにかに付けてビルドアップがんばっていますアピールしてたしな

かぶ「そうそう。あのアピールは明らか就活(笑)」

ふぁ「うちは岩政先生がいるから、奈良よりも10点以上取れる都倉みたいなセンターFWが欲しいな

ゔぃ「あと金山返せ今季はGKが全然ダメで『金山ならここでビッグセーブするのに・・・』と何度思ったことか

ふらんー杉山やパウロンじゃだめ?

ゔぃ「いらん(即答)」



<稲本獲得について>




ふら稲本穫るって話もあるけど今はどんな選手なの?確かもう35歳だよね

かぶ足下の技術はさび付いてない。ミドルパスは未だにJ1トップクラス。守備ではあまり動かないけど要所はおさえて飛び込むところは飛び込める選手だね」

ふらスタミナがないって話を聞いたけどどれくらい持つのかな?

かぶボランチで使うとすると後半10〜15分が限界かな。あと敏捷性とダッシュ力が致命的にないよ。興梠には裏抜けでもフリックでもズタズタにされてた」

ふら使うならどこのポジションがいいかな?

かぶCBの真ん中だね。ボランチは昨季の真希(山本)みたいなよく走れる相棒がいれば活躍できると思う

ふらどうも来季の札幌は3-5-2で1ボランチらしいけど・・・

かぶああ、絶対無理(笑)ホーム最終戦1ボランチで使ったら広島に後半だけでシュート12本くらい打たれた。うちは2本(笑)」

ふら大宮や福岡もとろうとしててお金の面では札幌はかなり不利。正直きてくれるかな?

かぶ「うーん分からないなあ。ただもし入ってくれたら若手には相当プラスだね。憲剛も大久保もいる中でうちの若手が真っ先に稲本を尊敬してる選手に挙げるから。『控えでも絶対練習で手を抜かないし、あの人こそプロ中のプロ』だってさ。あ、川崎から来たからってファンサは期待するなよ。シャイだから(笑)


<来季について>

ふら稲本はまだ不明だけど、岐阜のナザリトの獲得は決まったね




ゔぃナザリトがハマるかどうかに来季はかかっているよね。まさに昇格のキーマン。ハマれば今季の都倉みたいに縦ポンで得点量産しそう」

ふぁ今季対戦したときも本当に強かったなあ。ただ2トップで都倉と組むって話だけど合うのかな?空中戦弱いチームからすれば2人の並びは地獄だろうけど。内村と組んだほうがこわそうな気がする

ふらナザリトのところで少し話に出たけどずばり昇格のキーマンは?

ふぁ若手からもっと絶対的な存在が出てきてほしいよね。中原なんて上手いのは見てたらよく分かるからこそもっとこわい存在になれるはず今ならただ上手いだけの選手

かぶ「やっぱ河合かな。チームを上に持っていける選手ってああいう存在だよね。あとプレイヤーとしてもっと輝いてほしいのは荒野ウイングバックでは使わないで欲しいな。小学校のときからうまいこと知ってるからこそ、バイタルに近い場所でやらせてもらえないのが本当にもったいなく感じるよね」




ふら3人ともありがとう。今度は札幌だけじゃなく他のチームについてもあれこれ語ってみたいね


注意:3人には「ヨイショはいらない。好きに語ってほしい」とお願いしてあります。また、これはあくまでそれぞれのサポ個人の私見です。そのチームのサポの総意ではありません。ずっと見守り続けているコンササポからすると的外れな発言、失礼な発言があるかもしれませんがご了承ください。


いかがだったでしょうか。納得いくところ、解せぬところ、もっと突っ込んで聞いて欲しかったところ、色々あったかと思います。聞き手の質問下手、編集下手でうまく話を引き出せなかったことはとても申し訳ないです。

ただよく考えてみると他のチームについてこれだけ真剣に考えて語ってくれる人が周囲にどれだけいることか。普段付き合う中で彼らのチーム愛はひしひしと感じていますが、それ以上にサッカー愛をすごく感じた座談会でした。サッカーが好きじゃなければこんな企画にそもそも協力してもらえませんよね。3人には本当に感謝しています。ありがとうございました。


おしまい

2014年12月5日金曜日

昇格したけりゃ彼らに頼め!〜日本の昇格請負人をまとめてみた〜

 J1昇格プレーオフが12/7(日)15:30から味の素スタジアムで行われます。千葉は2009年、山形は2011年以来のJ1復帰をそれぞれ目指します。

 仮に昇格が決まれば、千葉の関塚隆監督は川崎(2004)に続き2度目の昇格、対して山形の石崎信弘監督は柏(2006)、札幌(2011)に続き3度目の昇格になります。Jリーグでは3度はもちろん2度も昇格を経験している監督でさえなかなかいません。

 監督の中でJ1への昇格経験が一番多いのは、反町康治(2003新潟、2009湘南、2013松本)と小林伸二(2002大分、2008山形、2013徳島)の3回です。

 反町監督は就任したすべてのチームをJ1へ昇格させています。また小林監督はJ2への降格が決定した徳島の監督を続投する話もあり、もし来季徳島をJ1に返り咲かせれば4回目の昇格になります。この2人はまさに『昇格請負人』と呼ぶにふさわしい監督でしょう。

 では2人に次ぐ2回の昇格経験を持つ監督を挙げていきます。石崎信弘、大熊清(1999、2011F東京)、曺貴裁(2012、2014湘南)、松田浩(2005福岡、2006神戸)、三浦俊也(2004大宮、2007札幌)の5人です。

 大熊監督は来季セレッソ大阪のGM就任が噂されています。曺監督は湘南の監督として来季はJ1で指揮をとります。三浦監督はベトナム代表の監督としてしばらく日本に戻らないと思われます。
 
 となるとネクスト『昇格請負人』の先頭を走るのは3回目の昇格が目前の石崎監督、そして現在フリーの松田監督でしょうか。

   個人的に石崎監督というと昇格のイメージが強かったのですがキャリアの前半は昇格を逃すことが多かったので(1998山形、1999、2000大分、2003川崎でそれぞれ3位)、意外にも昇格経験は2回に留まっています。

   またJ1でそこそこの成績を残しながら、実は下部リーグでは結果を残せていない監督も中にはいます。今季千葉を途中解任された鈴木淳やマリノスの監督だった樋口靖洋などです。

   そのときのチーム状況にもよるのでひとえには言えませんが、J1で実績を残していても昇格には向き不向きがあるということでしょうか。
 
おしまい

2014年3月4日火曜日

豊田スタジアムに初めて行ってみた〜名古屋vs清水観戦記〜

待ちに待ったJリーグ開幕!開幕まであと1週間を切ったころからそわそわが止まらないサポーターも多かったのではないでしょうか。もちろん僕もその一人。


コンサドーレ札幌はアウェイでジュビロ磐田と対戦だったので、せっかくの機会として前日の名古屋グランパスvs清水エスパルスを観戦しに豊田スタジアムまで行ってきました。「見やすいスタジアム」として評判の豊スタ、初上陸です。


名古屋駅で8年ぶりぐらいにスタジアムでサッカー観戦する友人と待ち合わせして、いざ豊スタへ。今回は、


名古屋駅〜(地下鉄東山線)〜伏見駅〜(地下鉄鶴舞線・名古屋鉄道豊田線相互乗り入れ)〜豊田市駅〜(徒歩)〜豊田スタジアム


というルートで向かうことに。乗り換えは1度だけで伏見駅からは45分ほど電車に揺られて豊田市まで行くことができ、のんびりスタジアムに向かうことができたのは良かったです。


ただし運賃は片道だけで740円。「名古屋」という冠の付いたチームにしては、名古屋の中心から向かうのにお金がかかりすぎでは・・・と思ったり。中日ドラゴンズの本拠地であるナゴヤドームまで名古屋駅から片道200円程度であることを考えると、なかなかの高額です。


ちなみに豊田市駅からスタジアムまでは「改札出て左折してひたすら直進」で到着します。写真は左折した瞬間です。



なんだか北海道を感じさせる街並みでつい懐かしくなります。




豊田大橋。立派です。



そして豊田スタジアム。こちらも立派。



スタジアムの外にはスタグルの出店が立ち並んでいます。



その日は日本酒が振る舞われており、行列ができていました。(飲みたかった・・・)



手羽先が売っていたり(後で友人に分けてもらいましたが美味しかったです)、



移動カフェが出店していました(友人が買ったホットドッグ、美味しそうでした)。



その中で僕が今回買ったのは・・・・




デカい。写真の五平餅です。この大きさで350円はお得感ありますね。たれの程よい甘さが食欲をそそります。


後から調べたところ、中部地方(特に三河地方周辺)に伝わる郷土料理だそうです。出店していた「とよた五平餅」さんのHPに詳しく解説されています(こちら)。


スタジアムの中に入ってみましょう。個人的にまず目についたのは開閉式の屋根でした。雨に濡れる心配がないのはありがたいですね。


見やすいと評判の豊田スタジアム、その実力はいかなるものなのでしょうか。



うん、これは見やすい!!!ちなみに席は「ホームサポーターズシート」(2300円)です


客席の一番上まで登ってみると、



すごい傾斜であることがわかります。この傾斜こそが見やすさの理由。観戦するときに前の人の頭が邪魔にならないのもこの傾斜のおかげです。


グランパスサポにはならないけど、豊スタサポになろう・・・!


ついうっかり心の中で誓ってしまいました。


名古屋、清水両チームサポの様子はこんな感じ。





名古屋のゴール裏は初めて見ましたが、色鮮やかできれいですね。豊スタ効果もあり僕のグランパス好感度はぐんぐん急上昇。


選手紹介ムービーもかっこよかったです。




そして選手入場。



両チームサポもタオマフやフラッグを掲げています。





さて、試合についてですが2-3で清水が勝ちました。ゲームの詳細は今更感あるので特に書きません。このレポート(こちら)などを読むとだいたいの流れがわかるかと。


ハイライトものせておきますね。



印象に残っていたのは、前半の名古屋の右サイドからの崩しでした。うろ覚えですし、大したメカニズムでもないですが図にしてみます。



ボランチの磯村、右サイドハーフの枝村、右サイドバックの田鍋がそれぞれ出し手、おとり、受け手としてきれいに機能していました。


枝村はセレッソ時代もそうでしたが、非常に「気が利く」選手としてうまくバランスと取ってくれます。いけいけどんどんの西野サッカーには貴重な駒になるかと。本当にいい選手を取りました。


磯村はコンビを組んだダニルソンの足下のおぼつかなさなどもあり、唯一と言ってもいいパスの出し手として活躍していました。前半終わって『これ磯村消されたら名古屋の攻撃終わるんじゃないか・・・・』とぼやいていたら、後半は案の定清水により磯村が消され名古屋の攻撃が機能不全をおこしていました。


負けはしましたが、昨シーズンと比べるとずっとわくわくさせるサッカーをしてくれた名古屋。その日行われた試合の中では抜群のエンターテイメント性だったのではないでしょうか。(勝てるかはまた別の話)何より友人が楽しんでくれたようで本当に良かった!


で、結論から言うと『豊田スタジアムいいところ』


交通費がそれなりにかかるのが痛いですが、見やすさにおいては評判通り。一度ならず、何度も足を運んでほしいスタジアムです。近郊に住む方々は是非。グランパスファンになることは保証しませんが、豊スタファンになることは間違いないでしょう。


おしまい


【今回の交通手段】
六甲道駅〜(JR)〜芦屋駅〜(JR)〜米原駅〜(JR)〜大垣駅〜(JR)〜名古屋駅〜(地下鉄東山線)〜伏見駅〜(地下鉄鶴舞線・名古屋鉄道豊田線相互乗り入れ)〜豊田市駅〜(徒歩)〜豊田スタジアム

JRは青春18きっぷを利用しました。


2014年2月4日火曜日

ブラジルW杯前に知りたい日系ブラジル人の話〜『ワイルド・ソウル』レビュー〜

ブラジルW杯まであと4ヶ月ちょっとになりました。ブラジルと言えばサッカー大国としてはもちろん、日系人が多く住む国としても知られています。

どうして日系人が多いのかというと、明治以降、ブラジルは日本人の移住を多く受け入れてきたのです。それも日本・ブラジル両政府ともに国の政策として、移民受け入れを進めてきた歴史があります。

ブラジルまでW杯を見に行く人はもちろん、同じルーツを持つ者として我々も日系ブラジル人について多少なりとも知っておくべきかもしれません。

そんな中、日本代表兼コンサドーレサポの村上アシシさんや、サッカーライターの海江田哲郎さんが日系ブラジル人を知る良書として一冊の本を紹介していました。

それが垣根涼介の『ワイルド・ソウル』という小説です。

ワイルド・ソウル〈上〉 (新潮文庫)
垣根 涼介
新潮社
ワイルド・ソウル〈下〉 (新潮文庫)
垣根 涼介
新潮社








日本政府の募集で家族とともにブラジルへ移住した衛藤は、現地人も住まないような密林に入植させられ地獄の日々を送る。約束されていた政府からの支援もなく、文字通り「棄民」されてしまう。数十年後、衛藤の子ら移民の生き残りが日本政府に対して復讐劇をおこしていく・・・・というのが簡単なあらすじ。

先ほど紹介した2人はおそらくこの本を日系ブラジル人の歩みを知る「入門書」のような位置づけでおそらく推薦したのだと思います。


僕が考えるに、「入門書」と呼ぶにふさわしい本には2つの要素があります。

1つが、「使われている言葉が平易であること」です。理解できないトピックを理解するための本であるのに、文章が難解(使われている単語の意味が難しい等)では意味がありません

2つ目として、「テンポよく読めること」です。ストーリー性があったりマンガであったりなど、とにかくさくさく読んで頭に知識が残りやすくすることが大事です。

学術的な勉強や受験勉強をする訳ではないので、入門書を読んでまずザックリとした知識がおぼろげながらでも下地として頭に入ることが大切です。下地ができれば、2周目以降や新たな資料を読んでも比較的短い時間で知識が頭に入っていきます。


この2つの視点からワイルド・ソウルを評価していくと、使われている言葉も平易でしたし、小説ということもありページ数はかなり多かったもののサクサク読む事ができました。

この作品は、あくまで日本政府への痛快な復讐劇がメインで、その背景としてブラジル移民の問題が横たわっているという設定です。構成も最初の7分の1程度が衛藤がブラジルに移民してから歩んできた苦難の道のりに、残りは衛藤の子らを中心とした復讐劇に割かれています。

しかしながらおもしろかったのは、話のメインとなっている復讐劇が衛藤のブラジル移住の話と比べると薄っぺらいものに思えてしまうところでした。ブラジル移民に関して丹念に取材を重ねて書かれた結果、衛藤の話が「フィクションでありながらノンフィクション」であるかのようなリアリティを生み出していました。


確かにこれならフィクションであっても、入門書としては納得の出来です。
このワイルド・ソウルとWikipediaで、ざっくりと日系ブラジル人について知る事はできると思います。Wikipediaで足りない部分をちょうどワイルド・ソウルが補完している形でバランスもとれています。



ちなみにワイルド・ソウルに出て来る移民は、戦後ブラジルに渡った人々です。戦前よりブラジルにいた移民たちについて補足する意味でも見ておきたいのが、『汚れた心』という映画です。






太平洋戦争後、日本が戦争に負けていないと信じる「勝ち組」と負けたと信じる「負け組」に日系人が分かれて、暴力闘争に発展した事件を題材にした作品です。

こちらの作品についても、アシシさんがTwitterで紹介されていましたね。僕もまだ見ていないのでW杯前までには見ておきたいと思っています。



最後に、せっかくなので日系ブラジル人のサッカーについての本も2冊ほど紹介しておきます。

サッカー移民―王国から来た伝道師たち (サッカー批評叢書)
加部 究
双葉社








日系人でブラジルでプレーした選手や日本に渡ってプレーした選手、助っ人として日本にやってきたブラジル人選手、日本に帰化したブラジル人選手たちにそれぞれ取材をしてまとめた本です。2003年出版ですが、今読んでも色あせることない良質のサッカーノンフィクションです。


ジャポネス・ガランチード--日系ブラジル人、王国での闘い (サッカー小僧新書EX003)
下薗 昌記
ガイドワークス








今年になって出版された本で、上の本と比べるとより日系人選手にスポットを当てて書いています。ブラジルだけでなく南米で活躍した日系人選手についても網羅してる他、ブラジルにおける「人種とサッカーの関係」についてもページが割かれています。このように、日系人のみならずブラジルのサッカー事情を知る事もできるのでW杯前に一読しておくことを強くおすすめしたい一冊です。


(ただのブックレビューにしようと思っていたら、結局サッカー色が濃くなってしまったことに頭を抱えているのは内緒です←)

おしまい。

2013年12月24日火曜日

他チームサポをコンサのゴール裏に連れて行ってみた

この記事は、コンサドーレ札幌 Advent Calendar 2013に載せられるそうです。
元々書く予定はなかったのですが、関西OSCのかつ兄ぃ(@katsuanii)より厳命を受け書かせていただきます・・・・・光栄ですね!!!(これでいいですか、かつ◯ぃ?←)

さて内輪ネタはこれくらいにして、早速記事のほうへ。


プロフィールにも書いていますが、僕は関西サッカー観戦サークルTifosi(ティフォージ)という団体に所属しています。

その手前、関西でコンサドーレの試合があるときは僕が音頭を取ってサークル内で観戦会を開いたりします。予想外にも他チームサポのメンバーがコンサ側で一緒に応援してくれることも。

そういえば、観光ついでに北海道まで来たメンバーや、僕のアウェイ遠征に同行したメンバーもいましたね・・・・ww

メンバーをコンサのゴール裏に連れていったときに僕は、『他チームのサポからコンサドーレはどんな風に見えているか』が結構気になります。

という訳で、今季コンサのゴール裏に来てくれた酔狂なサークルのメンバーにいくつか質問し、それに対する率直な答えを踏まえて『他チームサポからみたコンサ(特に応援)』をちょろっと考えてみます。(最後でも補足しますが5人のメンバーに聞きました)


問1、どうしてコンサゴール裏に行こうと思ったのか。

個人名が出てきたので原文ではあげられませんが、
『友人(先輩・後輩)や恋人が応援してる。あるいは彼らに誘われたから』
というのが5人中3人でした。

あらゆる人が言っていることですが『友人や恋人を誘う』は初心者・サッカー好き問わず、自分に応援するチームの試合に来てもらえる一番大きなツールになると思います。

個人的にはさらに踏み込んで、『こいつが夢中になる趣味ならきっと楽しいだろうし行ってみたい!』と思わせるまで人として信頼されたらもう勝ちでしょう(笑)

ちなみに他には、
「アシシさんが来るから(ガンバ戦後の飲み会のこと)、前俊がいるから」(広島サポ)
「地元のチームだから」(川崎サポ)
みたいな回答もありました。

地元ならコンサ応援しろよコラという川崎サポへのツッコミはなしの方向で。


問2、試合と応援を見て(体感して)感じたコンサのよかった点

・「熱がすごかった。アウェイでこれだけ集まる事に驚いた」(川崎サポ)
・「格好いい」(広島サポ)
・「アウェイにも大勢かけつけるサポーター」(岡山サポ)
・「チャントが歌いやすいのと、かっこいい!ハマる!試合は…フェホがデケえ」(C大阪サポ)
・「とにかく熱い。一生懸命で迫力があった」(C大阪兼広島サポ)

『応援』『アウェイでも各地から大勢かけつけるサポーターの熱さ』の2点にはどこのサポも褒められていますね。

10月の京都戦についてサークルのメンバーが記事を書いています(これ)が、やはりチャントのわかりやすさと、アウェイ動員の多さが印象に残っていたようです。

以前、お会いした山形のコアサポの方も「コンサの応援は日本で4本の指に入る」と言っていました。これは誇らしい!


あと、フェホはデカい。


問3、試合と応援を見て(体感して)感じたコンサの悪かった点

・「ユース上がりの選手がもっと伸びてくれれば」(岡山サポ)

悪い点というよりは、物足りない点でしょうか。日本有数の強豪であるコンサユース。ですがトップ昇格後、代表選出クラスや、Jでトップクラスの選手を輩出できていないのが現状です。

・「タスキが臭かった」(広島サポ)

うん、これはしゃーない。笑

・「これは悪いというか慣れないだけなのだが、試合後のコアサポからのお説教タイム。試合は…フェホがデカいだけ」(C大阪サポ)

負けたときなどにコールリーダーが選手を叱咤激励するシーンがお説教に見えた訳ですね。確かにセレッソのゴール裏では勝ち負け関係なくそのような光景は見受けられません。これについては善し悪しが人それぞれあると思うのでなんとも言いがたい・・・。


あと、フェホはデカい。


問4、来季もコンサのゴール裏に行ってみたいと思うか。(あれば理由も)

・「行ってみたい。誰かさん(僕のことです)のおかげでちょいちょい結果を気にしているので」(岡山サポ)

僕も彼に連れられて岡山までファジアーノの試合を見てから、コンサの次ぐらいに結果を気にしています(笑)

・「思う。他のクラブも見に行きたいが、コンサの熱い応援をまた見たい」(C大阪兼広島サポ)
・「行ってみたい。勝ち試合が観たい(笑)チャント歌いたい!」(C大阪サポ)
・「思います。理由は単純に前行ったとき楽しかったから」(川崎サポ)

問2の話と繰り返しになりますが、『応援の熱さ・楽しさ』は他チームサポから見ても、コンサの大きなアドバンテージの一つのようです。来季は、勝ち試合見せてあげたいですね。


問5、その他コンサに物申したいこと

・「プレーオフ行けなくて残念でしたね」(C大阪兼広島サポ)

来年は小野伸二も加入するらしいので、目には見えない3個目の星(J2優勝)を狙いたいですね。

・「前俊を諦めない!!!」(広島サポ)

広島サポで前俊ファンのみなさん!コンササポはあなたのゴール裏参戦をお待ちしています!←

・「このまま地元選手を甘やかさない程度に大事にしていって欲しい!」(川崎サポ)

僕も少し懸念していましたが、三上や曵地が放出されたところから見ると甘やかされる心配は思ったよりなさそうかと。

・「昇格して下さい。多分ユニフォーム買います」(C大阪サポ)

え!買っちゃうの???ありがたいことですね・・・・。

・「勝ち点6ください」(岡山サポ)

あげません(即答)



以上、考察とまではいきませんが、他チームのサポの視点からコンサを見ると、改めて良さを発見できたり、ささいな指摘にも「やっぱそう思うよね・・・・」と思わずうなずいてしまうなど、ちょっと新鮮な目線でコンサドーレを味わえるのではないかと思います。


最後まで、読んでいただきありがとうございました。


おしまい



<補足〜アンケートについて>

・アンケートをとったのは、C大阪サポ・川崎サポ・広島サポ・岡山サポ・C大阪兼広島サポの5人です。

・アンケートには一部無回答の箇所があった人もいます。

・5人がゴール裏で観戦した試合について。
6/8vs愛媛@ニンスタ ●2-3(岡山サポ)
8/18vsG大阪@万博 ●0-3(C大阪サポ、広島サポ)
9/1vs岡山@厚別 △2-2(C大阪サポ)
10/27vs京都@西京極 ●0-2(C大阪サポ、川崎サポ、C大阪兼広島サポ、岡山サポ)

の計4試合です。(お前が連れて行った試合0勝じゃねーかというツッコミはなしの方向で)